【狩猟のこと】狩猟を生業にしているお義父さんとイノシシを狩りに行った話
こんにちは!かずまです。(@KaZuOka0412)
あまりにも暇だったので、お義父さんの狩猟に同行させてもらいました!
その時体験した話です。
罠チェック
ある日の朝、
自分:『おはよう〜』
朝ごはんを食べていると、外にいたお義父さんが一言。
お義父さん:『かずま!山行くぞ!』
自分:『えっ!メッチャ急やんっ』と内心思いながら急いで着替える。
早速車に乗り眠い目を擦りながら、
自分:『罠かかってますかね〜?』
お義父さん:『5丁かけとるけん1丁くらいはねぇ〜しかし、っけんど。あいつら山から降りてこんけんの〜最近は〜ゴニョゴニョゴニョ....』
※罠の数え方は「丁(ちょう)」というらしい
15分ほど車を走らせたところに1ヶ所目がありました。
お義父さん:『おっ!かかっとるかかっとる!!』
自分:『えっ!どこどこどこ!?』
素人の自分には分かりませんでしたが、道路脇に岩や石が
落ちていました。罠は道脇の土手になっている上に仕掛けて
いたので、罠にかかったイノシシが暴れた勢いで近くの岩や
石が落ちてきたのでしょう。
それを見てすぐに分かるあたりがベテランですね。
イノシシは、賢いです。人の気配がしたのを感じて逆に動かなく
なり気配を消そうとしていました。
しかし、猟銃を手にしたお義父さんが颯爽と現れ「ドンッ!!」と一発!!
一発で首に命中させるお義父さん。流石です。
打った後に猟銃の音が山に響く。。。そして沈黙。
お義父さんが賢者のように見えました。(笑)
罠にかかったイノシシやシカはかなり動くので、仕留めるのに一発では
済まず2〜3発打たないと仕留めることができないこともあるので
やっぱりお義父さんはベテランです。
打たれたイノシシは、推定で60kgほどあり大人が一人で運ぶのは一苦労。
Kトラの荷台にイノシシを乗せるために、お義父さんのヘルプに入ります。
取れたイノシシは、こんな感じ⇩⇩⇩
死んだばかりのイノシシを始めて触りましたが、率直な感想としては
「温ったい…」。数秒前にはまだ生きていたことを実感。
生きたイノシシさえも近くで見たことなったかので、死んだイノシシ
なんてなおさら。かなりの衝撃と異世界に自分がいるかのような錯覚で、
逆に無感情になり冷静に死んだイノシシを観察できました。
打ったイノシシは、すぐに血抜きをしないと肉が臭くなり食肉としては
ダメになってしまいます。今回は、近くに沢がなかったので、取り急ぎ
イノシシの首元にナイフで切り込みを入れて血抜きをしました。
解体する前に、自治体に報告するための写真を撮ります。
「捕獲した害獣本体の写真」と「捕獲した人が専用のプレートを持った
状態の写真」を自治体に提出すると報奨金がもらえます。正確な数字を
忘れたが、確かだいたい1万円弱くらいだだったと思う。
なかなか、良い金額だな。
解体初体験
打ったとの手順としては、
血抜き → 毛抜き → 解体
今はあまりやらない方法らしいのですが、あまりにも毛が硬かったので、
今回はガスバーナーで炙ることになりました。(笑)
想像もできない光景を想像しながら作業を眺めることになりました。
内心ドキドキ。でも案外大丈夫なもんで、毛がなくなってくると
見た目はほとんどブタ。そう、丸焼きのブタ。
その時の動画を撮っていたので、載せちゃいます。高知の田舎な
ので会話が方言すぎて半分くらいしか分かりませんでした。(笑)
続いて、解体編
首を切るシーンは、さすがにグロかったので割愛しました。
今回は、残念ながら食肉として食べられるところがほとんどなく
心臓 くらいしか食べる部分がありませんでした。
心臓!!!
夜ご飯は、イノシシの心臓をつまみに呑みました。
マジで美味です。
まとめ(感想)
植物を育てるのも大変だけど、動物を殺して食べられる状態にするまでも
すごく大変だということを実感。でも、その分有り難みを感じて美味しく
食べることができる。
その辺のスーパーやコンビニで美味しいものは、簡単に手に入るけど
正直体に良いものとは思えない。もちろん、リーズナブルで体に良いもの
はたくさんあるけど、もう少し自分の体内に入れるものがどこから来て
どのように調理されているのか知った上で、食事をしたいという気持ちが
一層強くなった気がする。
以上!